文化のみちは、大正時代の名古屋・愛知に関わりの深い有名人や実業家が住んでいた屋敷や、江戸時代の徳川家に関わる名古屋城や徳川園、名古屋市に関係する歴史的な建造物である市政資料館などを含めたエリアのことです。歴史的な建物がたくさんありますが、「文化のみち」と名前が付けられたのは1999年で、平成になって一般公開された建物もある、新しい観光地です。他の観光地に比べてマニアックな部分があるので、2回目に名古屋に来られる方に人気です。
文化のみち
多くの歴史的な建造物
エリア1
名古屋城・三の丸エリア
名古屋城・三の丸エリアのメインになってくる建物は、「名古屋城」、「名古屋市市政資料館」、「名古屋市役所本庁舎」、「愛知県庁本庁舎」です。名古屋城は有名ですが市政資料館はあまり知られていません。市政資料館は1922年に建設され、中部地方の司法の中心としての役割を担ってきました。市役所と県庁は今も使われている建物ですが、昭和初期に建設されたデザインがそのまま残っているので、重要文化財に指定されています。
エリア2
白壁・主税・橦木エリア
白壁・主税・橦木エリアのメインになってくる建物は、「橦木館」、「二葉館」、「旧春田鉄次郎邸」、「旧豊田佐助邸」です。これらは、名古屋に関わりのある女優や実業家が住んだ屋敷で、そのどれもが大正時代に建てられました。大正時代に建てられたということもあり、和館と洋館が合わさっているのが特徴的です。特に、二葉館と旧豊田佐助邸は豪華な造りになっており、今の技術でも難しいような工夫が施された部屋などがあるのでおすすめです。
エリア3
徳川園エリア
徳川園エリアのメインになってくる建物は、「徳川園」、「徳川美術館」、「名古屋陶磁器会館」です。中でも魅力的なのは徳川園で、文化のみちの中でも名古屋城と並ぶひときわ古い観光地になっています。大きな日本庭園が広がっているので外国人に人気です。名古屋陶磁器会館では、美しい陶磁器の展示をみることができます。文化のみちは陶磁器が魅力の一つと言ってもよく、この名古屋東北部は輸出向け陶磁器絵付加工の日本の中心地として栄えていました。