トヨタ産業技術記念館は1994年に開館しました。トヨタが運営する企業博物館で、トヨタの歴史や技術を学ぶことができ、様々な展示や体験型のイベントもある施設です。名古屋駅から徒歩圏内ということで、多くの観光客が訪れます。ここ「トヨタ産業技術記念館」は、トヨタグループの創始者、豊田佐吉と自動車産業を興した、豊田喜一郎が残した、「モノづくりの大切さ」を社会に広めるために作られました。

自動車館のエリアでは、自動車の仕組みや技術、トヨタ自動車の展示を見ることができます。自動車の「走る」、「曲がる」、「止まる」の仕組みからボデーやエンジンの技術までもを学ぶことができ、初期の乗用車や初代クラウン、最新の自動車までも見ることができます。また、ただの機械の展示だけではなく、動いている機械を見ることもできスタッフによる解説付きの参加型の加工実演のイベントもあります。

トヨタが織機産業から始まったことを知らない方も多いのではないでしょうか。この繊維機械館エリアでは、トヨタの始まりであり、今のトヨタ紡織に受け継がれている技術を展示しています。そこには1900年代前半の景色が広がっており、紡織や動力の技術を学ぶことができます。こちらも自動車館同様に、新しい機械から当時の古い機械までの実演もあります。ただ見るのではなく生で解説してくれるところが魅力的です。

トヨタ産業技術記念館では小・中学生を対象にした体験型のイベントも用意しています。自動車の加工技術を体験した上で、自動車型のストラップを自分で作ることができます。その他にも、プルバックカーやアルミメダルを作ることもできるので、来館の思い出として、子供に人気のイベントです。土・日・祝日で開催していますので、記念品としてお持ち帰りください。

トヨタの歴史と技術を楽しく体感できるトヨタ産業技術記念館

画像:トヨタ産業技術記念館提供