三菱UFJ貨幣資料館ってどんなところ?
三菱UFJ貨幣資料館は日本や世界各国の珍しいお金が展示されているお金の博物館です。大昔に使われていたお金や、記念硬貨まで収蔵されており、日本有数のコレクションとして高く評価されています。
日本の貨幣展示エリア
まずは日本のお金に関する展示がされているエリアを紹介していきます。
金のなる木
「金のなる木」は、古来より人々の金銭に対する処世訓をわかりやすく示すものとして、様々な題材に使われていきたそうです。こんな木が本当に生えたら驚きですね。
江戸時代の両替屋
両替屋とは今でいう銀行のことです。江戸時代に金融機関の役割を果たした両替屋が再現されており、その業務に使われた道具も展示してあります。
こちらは天秤と分銅を使って銀貨の重さを計り価値を決めるための道具です。このような両替商の道具がいくつか展示されていました。
1億円の重さを体感
1万円札を1億円分集めたときのモデルです。1億円は大金ですが、思っていたより体積は小さいです。重さは約10kgで1億円の重さを体感することができます。
日本の貨幣の展示
メインは貨幣の展示です。現在使われいる貨幣や少し前まで使われていた貨幣はもちろんのこと、江戸時代に使われていた貨幣まで存在します。スタッフに聞いたところ、ショーケースに入っている貨幣は全て本物だそうです。すごいですね。
あなたの身長・体重は?億円
台に乗ると自分の身長と体重をお金に換算してくれます。身長や体重にコンプレックスがあり、あまり言いたくない方はお金に換算して伝えるのもありかも?
コピー防止技術 すかし印刷を改めて見る
日本のお札の中心の楕円に特殊な印刷が施されていることはご存知かと思いますが、この光に当てるとそれを鮮明に見ることができます。
光の上に置いてみると、確かにいつもより鮮明に見ることができます。お札は用意されていないので自分のものを使ってください。
お札のリサイクル
プラスチックや金属がリサイクルされるのと同様に、お札もリサイクルされています。日本銀行の窓口に戻ってきたお札は自動鑑査機にかけられ、使えるものと使えないものに分けられます。使えないと判断されたお札は裁断され、焼却かリサイクルされるそうです。
こちらはお札を使って作られたファイルです。このファイルの50%がお札でできており、150万円分が使われているそうです。もちろん、組み合えわせてお札を復元してもお金としての効力はありません。
江戸時代から明治時代の財布
こちらは江戸時代から明治時代ごろに使われていた財布です。現代でも色々な形の財布があるように、この頃も様々なものがあったようです。今、こんな感じの財布を持っていたら渋くておしゃれですね。
万両箱
千両箱は時代劇などでも登場しますが、万両箱となると見たこともない人が多いのではないでしょうか。こちらは現存する唯一のもので、その重さは150kgにもなります。
世界の貨幣展示エリア
次は世界の貨幣展示エリアの紹介です。こちらも珍しい貴重なコレクションが多数あります。
世界各国の貨幣
ベルギ、オランダ、中国、アメリカなど様々な国の貨幣が展示されています。日本同様に現行の貨幣だけでなく、昔のものも多数展示。こちらも全て本物だそうです。
中国の硬貨
中国は歴史も長く日本の隣にあるからか、中国の硬貨が特に多く展示されています。こちらは1200年ごろに使われていた硬貨です。もっと古いものも展示されていますのでぜひ見に行ってみてください。
20ドル金貨 自由の女神(1925)
1925年に発行された20ドルの金貨です。自由の女神が描かれたおしゃれな金貨で、調べてみたところあるサイトでは¥200,000以上で取引されていました。
大航海時代のコイン
大航海時代にヨーロッパで使われていたコインも展示されています。少し汚れていたりかけている部分もありますが、何百年も経っているとは思えないほど綺麗に残されています。
ローマ帝国の貨幣
ローマ帝国時代に使われていた貨幣で、この頃のデザインが今日の西洋の貨幣の基本になっているそうです。どこから手に入れたのかはわかりませんが、こんな貴重な硬貨が展示されているのはすごいですね。
三菱UFJ貨幣資料館のまとめ
三菱UFJ貨幣資料館の展示の概要をお届けしましたが、ここは博物館なので、実際に説明文を読んで細かくみた方が面白みを感じられると思います。貨幣の展示は全部で約1万点ありますので、貴重なお金を数多く見られること間違いなしです。
三菱UFJ貨幣資料館の情報
住所 | 愛知県名古屋市東区赤塚町25 |
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料金 | 無料 |
営業時間 | 9:00-16:00 |
休業日 | 月曜日・祝日・年末年始 |
アクセス | 市バス赤塚白壁から徒歩1分 |
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