熱田神宮ってどんなところ?
熱田神宮は名古屋市熱田区にあり、日本三大神宮にも数えられます。三種の神器の一つである「草薙剣」を祀っていることも有名で、とても神聖な神社としても知られています。境内には立派な本宮やとても神聖な場所やパワースポット、名古屋名物の名店などがあり、観光客に人気の観光地です。
【熱田神宮の禁止事項】
一. 魚鳥石木をとること
一. 喫煙すること
一. ペットを伴うこと
一. 参道以外に立ち入ること
まずは熱田神宮の本宮へ
まずは参拝をするために本宮を目指します。
熱田神宮は地下鉄名城線神宮西駅から徒歩3分で到着します。徒歩で3分かかるとは言っても入り口まで行くのに3分かかるだけで、写真の奥の森は熱田神宮なので地下鉄をでたら着いたようなものです。
こちらは地下鉄の神宮西駅から行くと一番近い入り口の「西門」です。この日はとても天気が良く眩しいです。でも、見ての通り、熱田神宮の中は木がたくさんあるのでほとんどが日陰の道も多いです。夏の暑い日や少しの雨の日には嬉しいですし、何か神聖な雰囲気が漂っている感じです。
最初の見どころ「大楠」
最初の見どころは、西門から本宮に行く途中にそびえ立つ「大楠」です。熱田神宮の境内にはたくさんの楠の木がありますが、その中でも特に大きいものを「七本楠」と呼んでいます。これはその中の一本で、推定樹齢は1,000年以上です。
この大楠付近でよく見られるのが、金色の羽を持った立派なニワトリです。朝の8:30頃に大きな声で「コケコッコー」と鳴くので、とてもいい朝を迎えられた気がします。放し飼いにされており、どこで出会えるかはわからないので会えたらラッキーです。
本宮に到着!そして参拝
大楠を越えてずっとまっすぐ行くと本宮に到着します。よくある神社とは少し構造が違って、お賽銭箱の奥にも広い空間が広がっていますが普段は入ることはできません。朝早くに訪れたので参拝者はちらほらとしかいませんでしたが、昼頃には多くの人が集まります。また、年末年始はお賽銭箱にたどり着けないほどの人が集まり、全く別の場所に来た感じがします。
本宮横ではお守りやおみくじを買うことができます。せっかくなのでおみくじを引いてみたところ、結果は「吉」。おみくじによると、「西の方角が良く・苦しみはあるが願望叶い・縁談は早く調う」とのことです。「吉」なのでそこまで悪いことは書かれていませんでした。
名古屋名物 宮きしめん
熱田神宮内で食事をするなら、「名古屋名物 宮きしめん」がおすすめです。宮きしめんは熱田神宮だけではなく、愛知県を中心に9店舗展開している人気店で、1923年から名古屋で愛され続ける名古屋めし・きしめんの名店です。
宮きしめんの定番メニューはもちろんきしめんなので、それを注文。具材や見た目はとてもシンプルですが、とても美味しい!あっさりだけどしっかりと味のするスープが最高です。個人的に6つの具材で一番美味しかったのは椎茸です。
きしめんとはこのように薄っぺらいうどんのことです。宮きしめんのきしめんは薄っぺらいのにコシがあるのが特徴的で、口当たりもツルツルとしています。熱田神宮での昼食は宮きしめんに行って、ぜひきしめんを食べてみてください。見た目の割りに量があります。
宮きしめんのお土産も売っていました。こちらも「名古屋名物・味噌煮込みうどん」です。宮きしめんの味を家で楽しめる嬉しい商品です。観光客の方は友人のお土産などにぜひ!
店名 | 宮きしめん |
---|---|
宮きしめん | ¥700 |
営業時間 | 9:00-16:30 |
定休日 | なし |
特別営業 | 12月31日 22:00~翌日5:00 |
WEB |
パワースポット巡り
熱田神宮にはパワースポットがいくつかあります。観光客の方や名古屋に住んでいる人でも、本宮で参拝をしておみくじを引いて、宮きしめんを食べて帰られる方が多いようですが、今からの紹介を参考に、ぜひパワースポットも周ってみてください。熱田神宮の魅力がもっと伝わるはずです。
パワースポットはいくつかあるようですが、実際に行ってみて特にパワーを感じた・神聖な雰囲気が漂っていたところを3つ紹介します。
[1] こころの小径(こみち)
本宮の左側に入口がある「こころの小径」は熱田神宮でもっとも神聖な場所と言われています。この通りは2012年から一般に公開されるようになり、9:00-16:00という時間制限や撮影禁止といった制限もついています。ですので、写真撮影はしてきませんでしたが、間違いなく熱田神宮の見どころではあるので観光で訪れた際は行ってみることをおすすめします。本宮周りを散策していたら中国の方に「こころの小径はどこから入るの?」と聞かれたということもあり、地元の人より下調べをしてくる観光客の方がこころの小径に詳しい印象です。
[2] 別宮 八剣宮
「別宮 八剣宮」は正門の西側にあります。それほど大きな造りではなく孤立してある印象でしたが、とても神聖な雰囲気がしました。708年に宝剣が祀られた場所で、織田信長や徳川家とも関わりが深いようです。
[3] 上知我麻神社
この「上知我麻神社」は「別宮 八剣宮」の横にあります。ここでは、商売繁盛・家内安全のご利益があるそうで、商売繁盛などを願う「初えびすの日」である1月5日にはたくさんの人が訪れます。また、学業成就のご利益もあるそうなので、勉強に悩める学生さんもぜひ!
熱田神宮の魅力と見どころ
以上の紹介だけでも熱田神宮を堪能できそうですが、他にも魅力はありますので続けて紹介していきます。
国宝も納められている宝物館
宝物館は境内の中心にある文化殿の中にあります。約6,000点もの貴重な資料が納められており、重要文化財や国宝まであります。展示している宝物は毎月入れ替えているとのことです。日本の古い宝物に興味がある方は行ってみるといいと思います。
文化殿の入り口でお出迎えしてくれるのはこの大きな太刀。長さはなんと約220cmで、重さは約4.5kg。とてもじゃないけど、これでは戦えません。宝物館は有料ですが、こちらの太刀は無料で観ることができます。
■開館時間 9:00-16:30
■料金 大人:¥300 子供:¥150
日本三大土塀の信長塀
この塀は、織田信長が桶狭間の戦いの勝利祈願を熱田神宮にして勝ったので、そのお礼として奉納されたものです。特にこれといった特徴はないですが、一度も崩れていない塀ということでご利益があり、日本三大土塀の一つに数えられます。
唯一の朱塗り社殿 南新宮社
この南新宮社は正門から入って東の小道を少し進んだところにある、当神宮唯一の朱塗り社殿です。ここには疫病から国を守る神様が祀られているとのことですので、「健康でありますように」とお願いをしてきました。
熱田神宮のまとめ
熱田神宮は日本を代表する神社ということがわかっていただけたでしょうか?神社というとあまり魅力がないイメージも多いかもしれませんが、熱田神宮の場合は紹介したようにたくさんの魅力があります。団体での外国人観光客が訪れることもしばしばで、大人だけの名古屋観光の際におすすめです。
熱田神宮の情報
住所 | 愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1 |
---|---|
料金 | 無料 |
開門時間 | 24時間 |
休園日 | なし |
アクセス |
|
リンク |