ノリタケの森ってどんなところ?
ノリタケの森は、芸術的な陶磁器を作る「株式会社ノリタケカンパニーリミテド」が運営する施設です。クラフトセンターの絵付け体験ができるだけでなく、ノリタケの職人が作業しているところを生で見ることができます。また、ノリタケ初期の窯や赤レンガの建物もあり、歴史を知れる場所でもあります。
皿の絵付け体験
ノリタケの森の最大の魅力は皿の絵付け体験だと思います。予約不要で誰でも気軽にすることができる人気の体験です。そんな絵付け体験を実際にやってきたので、どんな感じなのかを紹介したいと思います。
主な絵付けの道具
もちろん、この体験をするにあたって持ってこなければいけないものはありません。そして、用意されている道具はこんな感じ。今回は「プレート」を選びましたが、マグカップも選ぶことができます。
塗り絵タイプの絵付け体験も
絵が苦手であったり、塗り絵の方が好きという方はこのようなプレートも選ぶことが可能!数年前にはこんなものなかった気がします。他には、恐竜の置物に色を塗るタイプもあり、自分の好みに合わせた体験ができるのが魅力です。
絵の具の色は全部で12色
使える色は「青・水青・濃緑・緑・濃茶・茶・黄・赤・黒・グレー・紫・ピンク」の12色です。これだけ用意してもらえれば何でも描けますね!さすがはノリタケの絵の具で、10年以上前の体験で描いた皿の絵もハゲていません。
焼き上がりはこんな色に
塗っているときと焼きあがった後とでは、色に変化があります。ですが、焼きあがった後の色の見本がおいてあるので大丈夫。この見本プレートを見て焼き上がりの色を想像しながら塗っていきました。
絵の具をパレットに移して絵付け開始
好きな色を選んでパレットに移します。そのときに写真右の「糊剤」を入れ忘れないようにと説明がありました。おそらくこれがないと完成後に絵の具が剥がれてしまうのでしょう。忘れやすいので皆さんも注意して下さい。
金鯱を描こうとしたら変な黄色の魚に
まずは黄色の絵の具で体をざっくりと描いていきます。いきなり絵の具で塗っていますが、用意されているボールペンで下書きをすることもできます。その下書きは焼くと消えるので心配なし。
青色の絵の具で縁取りをしました。この時点で上手い人が描けば、まだ金シャチになり得た可能性はあります。ですが、もう魚にしか見えません。
尻尾部分の色を変えたいと思い、黄色から青色に変更しました。実は、下書きをしなかった理由はここにあり、濡れたティッシュで拭き取れば簡単に絵の具を消すことができます。極端に言えば一からやり直すことも可能なので大胆に描いてしまいましょう。
目やヒレを描いて、少し装飾を入れたら完成です。どっから見ても金シャチには見えませんし、スタッフの方には「これは何?」と聞かれました。後は、ノリタケの森で焼いてもらい家まで届けてもらいます。遅くても1ヶ月以内には到着するとのことです。
裏面にも絵を描くことができます。ですが、外側には絵を描くことができないので注意して下さい。裏面はシンプルにこのサイト名である「SHACHIme」を入れておきました。
焼き上がった完成品到着
【到着までにかかった日数:20日】
(時期やお届け地域によって変動します。)
体験日から20日後に自宅に到着しました。塗った直後と焼き上がり後とでの色の変化はあまりないように思えますが、事前に説明があった通り、ピンク色の変化は著しいです。汚れを落とすのを忘れてしまったため一部黒くなっていますが、全体的に綺麗に焼きあがっています。
素人の作品なので粗めのムラが出てしまいますが、焼きあがった後は一切凸凹とせずにツルツルの状態です。目の部分に限らず全体的に凸凹した部分はなかったため、過剰な量の絵の具で塗らなければよっぽど大丈夫だと思います。
裏面は元から薄く塗ってあたので、薄い色に仕上がっています。重ね塗りせずにあれだけ薄く塗ったのに、焼き上がり後もきちんと色が残っているので表現の幅が広がりそうですね。
料金 | ・プレート(直径20cm) : ¥1,800 |
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営業時間 | 10:00-17:00(最終受付16:00) |
所要時間 | 90分 |
送料 | 国内無料・海外有料 |
ノリタケの森の魅力
ノリタケの森は絵付け体験だけが魅力ではありません。観光で訪れた際のメインは絵付け体験になると思いますが、ノリタケの森は敷地全体で楽しめる場所ですので、ぜひご覧ください。
煙突ひろば・噴水ひろば
ノリタケの森には6本のふと煙突が立っています。その煙突は使われていないようで、草に覆われています。煙突の説明看板を見てみると、1933年の工場で使われていたものだそうで、当時は45mもあり、名古屋城に匹敵する建物だったようです。
煙突裏には綺麗な芝生の広場があります。それを囲うのは初期の工場で使われていた煉瓦の壁です。その壁が普通の公園とは違ったいい雰囲気を出しています。
煙突ひろばの反対側には噴水ひろばがあります。景色が西洋のようで、日本人にとってはおしゃれな感じがします。また、この辺りには浅い人口の川が流れており、夏場には小さな子供が水遊びをしています。
ノリタケミュージアム
ノリタケミュージアムは絵付け体験施設の3階と4階にあります。ノリタケ製の美しい食器や壺がたくさん並んでおり、子供は退屈かもしれませんが大人は楽しめると思います。
こんな精巧な絵が描かれた皿がたくさん展示してあります。絵付け体験をした後に見に行ったので、その技術の凄さが身にしみてわかりました。本当に圧倒されるほどの絵です。
赤レンガの建造物
この赤レンガ等は1904年に建てられたもので、1つだけ当時から現存するものがあります。そばにはテラス席が設けられており、休憩スペースとして使うことができます。パラソルも付いているので夏には嬉しいですね。
これはノリタケ創業の当初に使っていた窯のモニュメントです。歴史を感じるつくりになっていて、ノリタケはこの窯から始まり今に至ります。
レストラン キルン
ノリタケの森には「キルン」というレストランもあります。ノリタケ製の美しいおしゃれな皿で美味しい料理が提供されます。価格は¥3,000前後と少し高いですが、豪華なコースランチをいただけます。
ノリタケの森のまとめ
ノリタケの森は、皿の絵付け体験ができる施設や自然豊かな広場がある、魅力たっぷりの場所でした。絵付け体験は子供からお年寄りの方まで幅広い年齢層の方が楽しめ、小さな子供は水遊びなどができるため誰にでもおすすめの観光地です。
ノリタケの森の情報
住所 | 愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36 |
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料金 | [クラフトセンター]
(他の施設は無料) |
営業時間 |
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定休日 | 月曜日、年末年始 |
アクセス |
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リンク |