リニア・鉄道館ってどんなところ?
リニア・鉄道館は名古屋港にある大きな鉄道博物館です。JRの社員が研修で使うような運転シミュレータを体験することができますし、実際に外を走行していた車両の展示もあります。そしてとてつもなく大きなジオラマが魅力的で、長い時間見とれてしまいます。
リニア・鉄道館はあおなみ線金城ふ頭駅
リニア・鉄道館はあおなみ線の最終駅「金城ふ頭駅」にあります。名古屋駅からは約25分。乗り換えなしで、名古屋駅から終点まで乗ればいいだけなのでとても簡単に行くことができます。
金城ふ頭駅の階段を降りたら、リニア・鉄道館の「JR」の文字がこんなに近くに見えるほどアクセスは抜群に良いです。目的地が見えているので迷うことはありません。
駅から徒歩2分ほどで到着しました!高さはない建物ですが、外から見てもわかるくらい面積は広く、スタイリッシュでおしゃれです。それでは早速中へと入っていきます。
入場券は券売機で購入することができます。大人は¥1,000、子供は¥500と、高くもなく安くもない料金です。あまり関係ありませんが、個人的にチケットのデザインが質素で残念。券売機なので仕方ないですが、色付きでかっこいいデザインの方が観光客には嬉しいですね。
迫力のある3車両がお出迎え
館内入ってすぐの薄暗い部屋では、早速、実物車両がお出迎えしてくれます。ここのスタッフさんに聞いたところ、写真の一番奥の超電導リニア以外は実際に外を走行していた車両だそうです。ですので、これから出てくる展示は全て本物です。
このスタイリッシュなデザインが特徴的な超電導リニアは、当時の世界最高速度581km/hを記録しました。すっきりとしたデザインだったので、割と新しく作られたものなのかと思いましたが、製造は1995年と結構古い。展示車両のほとんどは中に入ることができますが、座ることはできません。
座りたいという方はこちらの休憩スペースをお使いください。この座席の正面では、鉄道の歴史の映像が大画面で映されており、映画感覚で見ることができます。
本格的な運転シミュレータ
こちらは新幹線N700系の運転シミュレータです。1回¥500の15分間で、人数制限があるため混んでいるときは抽選で当たった人のみが体験することができます。
運転席はこんな感じで、かなり本格的なのがわかります。映像や運転席の再現度も素晴らしいのですが、一番魅力的に思ったのは、後ろに立っている女性が生でアナウンスをしてくれることです。録音の音声案内が流れるわけではなく、車両アナウンスは生の声!
こちらは1回¥100で抽選なしで体験できる、電車の運転シミュレータです。新幹線に比べると簡易的な作りになていますが、十分に運転体験を楽しむことができます。
■ 新幹線 : 1回(15分)¥500
■ 在来線 : 1回(10分)¥100
日本最大級のジオラマ
リニア・鉄道館のジオラマは普通に撮っては収まりきらないので、パノラマ機能を使って撮影しました。ジオラマの大きさが伝わりますでしょうか?左側に大阪が、中央に名古屋が、右側に東京が再現されています。
また、このジオラマでは早朝から深夜まで1日を再現した演出もああります。この写真は、パノラマ写真を撮影中にたまたま演出が変化した奇跡的な写真です。
これは大阪部分だけを拡大して撮った写真です。一瞬パッと見ただけでは本当の大阪の景色を撮ったようにも思える再現度ですね。ぜひ、名古屋や東京周辺も見てみてください。
このジオラマは電車だけでなく、車も走っています。ビルで火事が起こった時には、消防車や救急車がかけつけてきます。この他にも演出は多数ありますので、電車以外にも注目してください。
【ジオラマの映像】
■ 上演開始時間 毎時00分、30分
■ 上演時間 約20分間
運転席で記念撮影イベント
リニア・鉄道館では貴重な記念撮影をすることができます。それは何かと言うと、展示してある実際の車両の運転席に座り、レバーを握って記念写真が撮れる体験です。時期によって撮れる車両が決まっており、今回はこちらの新幹線でした!
運転席はこんな感じです。1971年製造の新幹線なので運転席にはレトロ感があります。ちなみにこの新幹線は世界で初めて210km/hを出したそうです。
帽子まできちんと被って座らせてもらいました。窓から線路や街並みが見えるわけではないので景色はよくないですが、本物の運転席に座れるのは貴重な体験なので嬉しいですね。
■ 車両 : 時期によって異なる
■ 料金 : 無料
■ 人数 : 約85組
気に入った展示TOP3
① オリジナルの新幹線切符を発券
この機械では無料でオリジナルの新幹線切符を作ることができます。そこまで選択しないといけないの?!というくらい本物に忠実でした。「座席は窓側か通路側か」、「普通席かグリーン車か」、「目的地はどこで何時発か」など色々選択できます。
そして完成したのがこちらです。自分の名前を入れることができたので、このサイト名の「SHACHIme」を入れておきました。右下に小さく印字されているのですが、写真だと見にくいですね。
発券して終わりではありません!発券した後は本当に電車に乗るときと同様に、隣の改札口に通すことができます。くれぐれも、違う券を通さないように。
② アーチ型の橋の仕組みがわかる積み木
① バラバラになっている積み木があります。
② 真ん中に補助する積み木を入れて順番に橋を積み重ねます。
③ 真ん中の補助を抜き取っても崩れません。
④ 重しを置いても崩れません。
上で紹介した積み木は完成させることができましたが、その右にあったこちらの積み木は何回やっても崩れてしまいます。近くにいた人と協力もしたのですが、完成できません。もし、完成することができましたらメールか問い合わせフォームで教えてもらいたいくらいです。
③ 車輪の回転を間近で
スイッチやレバーで実際に動く展示がいくつかあるのですが、その中でも1番気に入ったのがこちらです。レバーを動かすと大きな車輪が間近で高速回転し始めます。とても迫力のある展示でした。
気に入った車両TOP3
最後に、展示してある39の車両の中から気に入った3つを紹介して終わります。
① ドクターイエロー
滅多にお目にかかれない、黄色い新幹線。走行しながら、線路や信号の検査を行います。
② 蒸気機関車(C57形式)
実際に走行している蒸気機関車は一度も見たことがないような気がします。それもあってか、とてもかっこよく見えました。
③ クハ111形式電車
緑とオレンジの斬新な色の組み合わせが気に入りました。当時の最新のシステムを取り入れた電車だったそうです。
リニア・鉄道館のまとめ
見ていただいた通り、リニア・鉄道館は鉄道ファンの方以外も楽しめる施設となっています。全く鉄道関連に詳しくなくても十分楽しめるコーナーが数多くあったので、名古屋の観光スポットとしてもおすすめできます。もちろん、鉄道が好きで詳しい方向けのコーナーもありますよ!
リニア・鉄道館の情報
住所 | 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2 |
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料金 |
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開館時間 | 10:00-17:30 |
休館日 | 火曜日、12/28-1/1 |
アクセス | あおなみ線金城ふ頭駅から徒歩2分 |
リンク |