しだみ古墳群ミュージアムってどんなところ？
しだみ古墳群ミュージアムは2019年4月1日にオープンした新施設です。施設の周辺には様々な種類の古墳が66基あり、施設内には古墳にまつわる展示物などがある展示室や古代のアクセサリー作りを体験できるコーナーがあります。
大曽根駅からしだみ古墳群ミュージアムへ
しだみ古墳群ミュージアムがあるのは名古屋市守山区です。地下鉄で行くことはできませんが、名古屋駅から電車で10分の大曽根駅から出ている「ゆとりーとライン」というバス1本で行けます。
ゆとりーとライン専用の道路が空中に走っているので、駅も地上ではなく階段を上がった場所にあることに注意してください。
大曽根駅から最寄り駅までは約35分で、そこから徒歩10分でしだみ古墳群ミュージアムに到着します。
ここ周辺にある古墳はもちろん昔からあるのですが、この施設が2019/4/1に新オープンしました。今からはこの中の展示室と体験コーナーを紹介します。
しだみ古墳群ミュージアム展示室
入館無料ですが展示室は有料（大人¥200・中学生以下無料）です。
入ってすぐの所にあるのは古墳の歴史を紹介するシアターです。約5分間のコンパクトな動画でわかりやすく古墳の歴史やしだみ古墳群に関する知識を得られます。
これらはここら辺で発掘されたものや、古墳の周りに置かれる埴輪の展示です。他にも、当時様々な用途で使われていた大きな壺や古墳を装飾する石の展示がありました。
こちらは後ほど紹介する「志段味大塚古墳」の王です。兵を率いる王の側で記念撮影を撮りましょう。
当時の人々が着ていた服を着てカツラで髪型を真似て記念撮影を撮れます。撮影用の壁紙も用意されていますので、ぜひいい写真を撮ってください。
いろいろな埴輪（ハニワ）
展示されているたくさんの埴輪から気に入った3つを紹介します。
まず最初は人型の埴輪です。力士か馬を曳く人をイメージしているのだそうです。
お次はイノシシ形の埴輪です。狩りの場面を表すために使われていたそうです。
最後は家形の埴輪です。屋根の上の筒は家主が権力を持っていることを表していたそうです。
古代体験！管玉ブレスレット作り
しだみ古墳群ミュージアムの2階で日替わりの古代体験をしてきました。今回は「管玉ブレスレット作り」でした。事前予約は不要で、一階に置いてある紙に名前を書いて参加費を払うだけです。このレシートが予約確認チケット代わりなので失くさないように！
他にもたくさんの体験があります。
- 管玉ブレスレットづくり : ¥300
- 勾玉づくり : ¥300
- 古代オリジナルバックづくり : ¥100-¥500
- 古墳消しゴムづくり : ¥200
- 古代生活体験 : 無料
子供向けの体験なので誰でも簡単に楽しくモノづくりをすることができます。今回の体験で用意された道具はこれだけです。
まずはブレスレットのメイン装飾である管玉になる白い石と紙ヤスリを使います。
ペンで丸い印をつけて紙ヤスリで削っていきます。時間はかかるものの5歳くらいの女の子もできていました。
ある程度丸くなったら手で握ってくるくると回しもっと丸くしましょう。
あとは最終調整です。凸凹や傷を取るためのヤスリを使って水の中で磨いていきます。たくさん磨いてツルツルにしましょう。
管玉が完成したら糸とビーズを取りにいきます。ビーズはたくさんの色が用意されていたので好きな色のブレスレットを作れます。
自分の好きな順番にビーズを通していきましょう。
紐を結べば完成です。綺麗なグラデーションのブレスレットが完成しました。このように簡単で楽しい体験ができますので、ぜひやってみてください。
しだみ古墳群
体験コーナがある2階からこの道を通って古墳エリアに行けます。古墳が見どころですが、芝生や森林がきちんと整備されているので子供が遊ぶのにもちょうどいい広場にもなっています。
このエリアで一番大きく綺麗に復元されている古墳の「志段味大塚古墳」です。51mもの長さがあり、国も史跡にも認定されている重要な文化財です。
この古墳はたくさんの円筒埴輪で飾られています。その埴輪をよく見てみると色々なタイプがあるので注目です。
それでは頂上に登っていきます。
頂上には木棺が再現されています。しだみ古墳群ミュージアムが提供しているアプリを使うと、ARで木棺の中が見れるようになっています。
頂上からの景色はこんな感じです。この芝生の中にも古墳があるのですが、復元されていないので看板がないとただの段差に見えてしまいます。もう少し遠くまで歩くと違う大きな古墳もありますので、そちらも見てみてください。
しだみ古墳群ミュージアムのまとめ
しだみ古墳群ミュージアムは家族で楽しめる施設です。貴重な体験をしたり広場で遊んだり古墳を見学したりと思い思いに楽しんでください。
