トヨタ産業技術記念館ってどんなところ?
トヨタ産業技術記念館は名古屋駅から歩いて行ける距離にある、トヨタの歴史と技術が詰まった巨大な博物館です。モノづくりの素晴らしさや大切さを後世に受け継いでいくことを目的に、トヨタの起源である繊維工場の跡地に1994年に建てられました。
トヨタ産業技術記念館に到着!
画像:トヨタ産業技術記念館提供
トヨタ産業技術記念館は名古屋駅から約1.5kmで徒歩20分くらいで行けます。名古屋駅から北へまっすぐ歩いていくと出迎えてくれるのが、この特徴的なレンガの建物です。
さっそく、チケットを購入して中へ入っていきましょう!入場料は大人が¥500です。今回は、お隣にある「ノリタケの森」との共通チケットを購入したので¥800でした。
入る前の展示室入り口にある、この巨大な機械は1906年に発明された織機で、「モノづくりの大切さ」を示す当館のシンボルです。
トヨタ産業技術記念館は主に「繊維機械館」と「自動車館」の2つのエリアがあります。
まずは繊維機械館へ
画像:トヨタ産業技術記念館提供
トヨタは自動車産業からではなく、繊維産業から始まりました。大正時代に建てられた工場をそのまま使っており、赤レンガの壁などは当時のものを使用しているので昔にタイムスリップしたかのようです。
原綿から糸までの一貫工程
こちらはふわふわの原綿です。実際に触ってみることも可能ということで触らせてもらいました。このふわふわの塊が下の大きな機械によって糸へと変わります。
この紡績機械は大きすぎてカメラにおさまりきりません。この巨大な機械は産業が発達していたイギリスの機械を真似てトヨタが開発したものです。とにかく巨大なので、当時の工場内はすごい大きな音がしていたようです。
実際に機械を動かしてくれる!
まずは、スタッフの方が動かしてくれる巨大な紡績機械をご覧ください。自動で糸を織ってくれるので、当時としては画期的なものでした。その場で聞くとものすごく大きな音と振動が伝わってきますので、実際に聞いてみてください。
こちらは来場者が自分で動かすことができます。上のものと比べると小型ですが、ボタンを押すと機械が動き出し、細かな様子を間近でみることができました!
省エネを求めた新しい機会も展示
こちらは2013年に開発された「豊田エアジェットルーム」という機械です。この機械では、タオル・ガーゼ・バスマットなど、幅広いジャンルのタオルを高速で織り上げることができます。
この時代になると、このような模様の入ったタオルも高速で仕上げることができます。最大8色の多彩な糸を扱うことができるそうです!
次は自動車館へ
繊維機械館を周ったら、次は自動車館です。トヨタといえば自動車という方も多いと思いますし、自動車やバスに乗ることもあると思うので自動車館の方が楽しめるかもしれません。
金属加工技術の実演
自動車館に入る前に、金属加工を生でみることができるコーナーがあります。下の動画は、120トンの圧力をかけることができる機械での鍛造プレスの実演です。ガラス越しではなく、近くでみることができるので迫力満点でした!鍛造以外にも切削や鋳造の実演もあります。
その機械で加工した金属をもらえました!気まぐれで配っているようでしたのでもらえたらラッキーですね。トヨタ産業技術記念館のマークも入っているので記念になります。
最新車から昔の名車まで多数展示
水素で作った電気で走る最新の車「TOYOTA MIRAI」や1967年の名車「トヨタ 2000GT」など、クルマ好きにはたまらない展示がたくさんあります。触れることはできませんが、中までしっかりと見ることができます。
自動車の生産工程を実際に見る!
自動車はどのようにして完成されるのかを実際に動く機械をみて学ぶことができます。下の動画の機械がすごかったので録ってきました!そのほかにも600トンの圧力をかける機械や塗装の工程なども実際に動いているところを見ることができました。
トヨタ自動車の歴史
車の模型・人形を使って当時の様子が再現されていました。上の写真は、当時としては先進性があった流線型のボデーを取り入れた自動車「A1型乗用車」の試作品を作っている様子です。もちろん、その他多数の模型や当時の再現コーナーがありましたよ!
わくわく体験コーナー
画像:トヨタ産業技術記念館提供
わくわく体験コーナーは自動車館で行われている、小・中学生対象の体験型イベントです。車の加工技術を使って、ストラップやミニカーを作ることができます。記念品にもなるので子供に人気の体験コーナーです。
子供に大人気のエリア!「テクノランド」
テクノランドはトヨタの技術を詰め込んだ遊具がある、キッズ向けのエリアです。小さな車に乗って遊ぶサーキットがあったりと、とても人気のエリアなので整理券が必要な場合が多いです。絶対に行きたいという方は朝から行くことをおすすめします!
退館後にはTOYOTAのロボットがお見送り!
自動車館を抜けて退館したところには、バイオリンロボットの「パール」が待っています。このロボットは2010年に開催された上海万博で披露されたもので、1日に5回だけバイオリン演奏をしています。ロボットがお見送りしてくれるのは不思議な気持ちでした。
トヨタ産業技術記念館のまとめ
紹介した通り、トヨタ産業技術記念館では、車や実際に動いている大型の機械を見ることができる貴重な施設です。トヨタの歴史を余すとこなく知ることができ、子供も楽しめるエリアが充実しているので家族で訪れている方も多くみられました。産業に興味がある方にはとてもおすすめの観光地です。
トヨタ産業技術記念館の情報
住所 | 愛知県名古屋市西区則武新町4-1-35 |
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料金 |
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開館時間 | 9:30-17:00 |
休館日 | 月曜日、年末年始 |
アクセス |
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リンク |